MT4のEAのバックテスト結果の見方について
MT4(メタトレーダー4)のEA(エキスパート・アドバイザー)でのFX自動売買で稼げるようになるためには、バックテスト結果の見方をマスターして優秀なEAを見極められるようになることが大切です。MT4のEAのバックテスト結果は、html形式で保存できます。自分でバックテストをして結果が理解できるようになれば、EA販売業者が公開しているバックテスト結果を見た際も信頼性を見極めることができるようになるでしょう。
MT4のEAのバックテスト結果では、「通貨ペア、期間、モデル、パラメーター、テストバー・・・」と数多くの項目が続きますが、特に重要な項目としては、「不整合チャートエラー、初期証拠金、プロフィットファクター、総取引数」などがあります。不整合チャートエラーとは、バックテストした際の各時間足の価格データ間の不整合を表し、「0」でないバックテスト結果は信頼度が低いと考えてよいです。初期証拠金は運用を始める際に用意する証拠金ですが、バックテストでは初期証拠金の金額を自由に変更できますので、自分が現実的に用意できない金額のバックテスト結果は参考になりません。初期証拠金を増やせば最大ドローダウンが下がり結果が良く見えるといったごまかしもあり得るので注意してみてください。プロフィットファクターは、総利益÷純損失であり、総利益が総損失の何倍なのかを示す数値です。プロフィットファクターが1.0以上なら総合的に勝っていて、1.0以下は負けていることになり、1.25以上を目安とすると良いでしょう。ただし、プロフィットファクターが2.0以上のように高すぎると取引数が少なかったりカーブフィッティングの可能性が高いなどの問題があると疑った方がよいです。総取引数が増えれば増えるほどバックテストは正確な数字が出るといってよいですので、6ヶ月以上の稼働で1000回以上の取引数は欲しいです。